フランスの観光地

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フランスで、最も名高い観光地のひとつが、フランス北西部ノルマンディー地方の干潟にそびえたつ修道院、モンサンミッシェルです。古くは、ケルト人の聖地であったモンサンミッシェルは、その名の如く夢に現れたサン・ミッシェル(聖ミカエル)のお告げに従って最初の小さな聖堂が建てられて以来、聖堂や回廊を増築しながら、カトリックの聖地としてたくさんの巡礼者を迎えてきました。フランスの観光地モンサンミッシェルの魅力は、空と海のあわいにたたずむその神秘的なシルエットと、ヨーロッパ最大といわれる潮差にあります。満潮時には、島へと渡る道に「馬の駆ける速さ」でたちまちのうちに潮が満ち、もう一歩のところで命を落とす巡礼者も数知れずいたといいます。創立1300年を迎える今年は、写真展や、古楽コンサートなど、特別な企画が催される予定ですから、フランスの観光地に行ったらぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 フランスでもうひとつ、これからの季節、もっとも観光客が増える修道院を紹介します。それは、南仏プロヴァンスにあるセナンク修道院です。観光バスに乗って、延々と続く狭い山道をひやひやしながら登り、そろそろ痺れを切らしたところで突然視界が開けます。急激な下り坂の先の谷底に見えるのが、あたり一帯を青紫に染めるラベンダー畑に囲まれた、セナンク修道院です。その印象的な姿は絵葉書にもなっていて、根強い人気があります。十二世紀、修道士たちが、山から切り出した石で作ったロマネスク様式の修道院は、華美な装飾を拒絶したシトー派修道院らしく、簡素で落ち着いた雰囲気をもっています。併設するショップでは、修道院謹製の花の精油や蜂蜜、アロマディフューザー、ハーブ療法の本など、センスのいいフランス土産が並んでいます。一年で最も美しいラベンダーの季節にセナンク修道院を訪れるなら、6月上旬から7月下旬頃がおすすめです。

フランスの土産

フランスで土産を買うなら、観光とショッピングの中心地であるパリのマドレーヌ広場へ出かけて見ましょう。オペラ座やコンコルド広場に囲まれたマドレーヌ広場には、無数のレストランやカフェに混じって、フォション、エディアール、メゾンドショコラ、マイユといった有名な高級食料店が立ち並び、ショーウィンドウ越しに美しいディスプレイを眺めて歩くだけでも、うっとりとした気持ちになれます。普段着のパリを堪能しながらフランスで土産探しをするなら、セーヌ川右岸のマレ地区がおすすめです。17世紀の面影を残す細い路地に沿ってぶらぶら歩きながら、美術館や博物館、貴族の館が点在する中に、インテリアや生活雑貨、ファッションのおしゃれな店を発見する楽しみがあります。熟練の職人さんが手がける、夢のあるフランス刺繍の専門店で、花や果物をモチーフにしたハンカチやサシェを手に取り、アルザスやバスクなどフランス全土から集めた布の店で、キッチン周りのクロスやかわいいナフキンを選び、パリ市内の美術館グッズを扱ったお店で、好きな絵柄の器を買い、しゃれた文房具屋さんでレターセットを選び・・・歩き疲れたらカフェでおいしいケーキを食べましょう。フランスでは、普通にスーパーで買えるお菓子も、なかなかおいしいものです。値段も手ごろなので、気の置けない親しい友達にはそんなフランスの土産も良いかもしれません。また、女性には、エッフェル塔や凱旋門をかたどった小さなチャームや、ペンダントトップ、イヤリングなども、かさばらず、しゃれた土産として喜ばれるでしょう。

フランスの食べ物

フランスの食べ物として、日本人に馴染み深いクレープは、フランス北西部のブルターニュ地方で発祥したといわれています。北はイギリス海峡、南はビスケー湾に面し、牡蠣やオマール海老など豊富な海の幸に恵まれたブルターニュ地方ですが、雨が多く、土地がやせていて小麦が育ちにくいので、ソバを育て、粉にして焼いたガレットを家庭料理の主食にしてきたのです。これがクレープの始まりです。フランスの庶民の食べ物だったガレットは、ブルターニュを訪れたルイ13世の妻アンヌに気に入られ、宮廷料理に採用されたことから、フランス中に広まりました。19世紀から小麦粉でも作られるようになり、現在は、食事は塩味のガレット、デザートは小麦粉で作ったクレープと、はっきり分けられています。カフェの数より多いといわれるブルターニュのクレープリー(クレープ料理店)では、毎日大勢の客がつどい、アップルシードルを飲みながら、ハムや卵、きのこ、ベーコンを添えたガレットを楽しみ、さらにデザートで甘いクレープをたいらげます。フランスの食べ物でバター天国と言われるブルターニュの風味豊かなバターや、地元特産のミネラル豊富な天然海塩を原料に作られた塩バターキャラメルに、生クリームをたっぷり添えたクレープは、ブルターニュの塩味スイーツとしてやみつきになる味です。風土が育んだフランス庶民の味を、もうひとつご紹介します。別名アルザスのピッツァとよばれるタルトフランベです。伝統のタルトフランベは、チーズをいれず、ごく薄いピザ生地に、サワークリーム、オニオンスライス、ベーコンをのせて、石窯でさっと焼き上げます。食感はサクサクと軽く、ピザよりヘルシーで、日本人の舌にもあっているようです。薪の量や時間を節約するため、余ったパン生地を薄く延ばして焼き、高温になるまでに時間がかかる石釜を効率的に使うという農婦の知恵から生まれたタルトフランベ。フランス料理レストランで食べる高級なフレンチとはまたちがった、素朴な味わいが魅力です。

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