有馬温泉の日帰り入浴

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有馬温泉では、宿泊なしの日帰り入浴サービスや、日帰りで、温泉とお食事がセットになったサービスを提供している宿がたくさんあります。大阪より一時間、神戸三宮より30分というアクセスしやすい立地条件から、阪神方面からのお客さんによく利用されています。「太閤の湯」は、有馬温泉最大の日帰り温泉施設で、金泉と銀泉合わせて24種類もの温泉が利用できます。何種類もの貸し切り岩盤浴や、「かまめしや」「うどんや」など時代屋台風の店が立ち並ぶフードコートもあります。815年の歴史を持つ[奥の坊」では、温泉と夕食がセットになった日帰りプランで、京風懐石料理が楽しめます。「メープル有馬」では、天然ラドンを含む自家源泉に昼食つきで日帰り入浴できます。二名からお部屋も使えます。「有馬御苑」では、日帰り入浴だけでもOKですが、昼食付き、昼食と夕食と二食付き、あるいは食事のみ、などフレキシブルなサービスを提供しています。お部屋は最大九時間まで利用できて、新しく、日帰り入浴に女性のためのエステがセットになったコースも誕生しました。料理が自慢の「ねぎや陵楓閣」は、落葉山中腹にあって、紅葉の季節には、宿の名前の由来でもある楓が真っ赤に染まります。月替わりのこだわりの会席料理には、ファンも多いそうです。ここでは、豪華な昼食つきの日帰り温泉プランが提供されています。有馬温泉の旅館の中でも、もっとも高台に位置する「竹取亭円山」は、竹取物語をイメージした和風旅館です。ここを訪れる女性客は、「かぐや姫」としてもてなされ、100種類もの浴衣の中から好みの一着を選んだあと、御所車でお部屋まで案内してもらえます。「別邸」では、日祝日のみ、昼食温泉付きプランを提供していて、ゆっくり過ごせる専用個室を用意してくれます。そのほか、有馬温泉には、市営の共同浴場もあって、泉質からそれぞれ[金の湯][銀の湯]と呼ばれています。「金の湯」では屋外で、足湯や飲泉の無料体験もできるようになっています。

有馬温泉の食事

有馬温泉でのお食事と言えば、地元ならではの食材を生かした素朴な山家料理でしょう。創業以来800年の歴史をもつ「陶然 御所坊」では、明石浦漁港、浜坂漁港で水揚げされたいきのいい魚介類、兵庫県内に自家農園を作り合鴨農法で有機栽培したお米、地場の有機野菜をふんだんにとりいれて、おいしくて身体にいいメニューを豊富にそろえています。デザートの果物一つでも、明石温泉近くで生産される入手困難な苺をつかうなど、オーナーの食へのこだわりが隅々までいきわたっています。有馬温泉駅を出てすぐのところにある「有馬湯山口」では、有馬温泉の案内とともに、特産物の紹介や販売をしています。地元の有機米プロジェクトの一環として、かまどで炊いたこだわりのおむすびや、ワッフルならぬモッフルの販売もしています。モッフルとは、ワッフルメーカーにお餅を入れて焼いた新しくて懐かしいお菓子です。テイクアウトしたモッフルを片手に、情緒たっぷりの湯元坂でお土産を見て歩くのも楽しいでしょう。和風のお食事処が多い有馬温泉ですが、近年オープンしたベーカリー「パン・ド・ボウ」が、口コミで人気をよんでいます。有馬の北方に広がる丹波地方名産の黒豆がたっぷり入った黒豆パンや黒豆あんぱん、有馬温泉さんしょパン(生地の中に醤油煮の実山椒が入ったフランスパン)など、二度焼きしないので、すぐに売切れてしまいます。ちなみに、お店の名前の「ボウ」は、有馬が鎌倉時代の宿坊から出発したことと、フランス語で美しいを意味するボbeauに由来しています。有馬は山椒の名産地だったので、昔から、有馬煮というと山椒が入った煮物のことをさします。有馬を訪れるなら、山椒入りのパンのほかに「湯元坂しゅう坊」で売られている山椒たこ焼きも試してみたいものです。また、「ホテル花小宿」では、やわらかくうまみのある播州地鶏に、有馬山椒と秘伝のたれをかけた炭火焼が好評でお食事処は迷ってしまいますね。

有馬温泉のお土産

馬温泉の歴史は神代にまで遡り、江戸時代には1000軒もの宿が立ち並ぶ湯治場としてにぎわいました。当時のメインストリートであった湯本坂には、今も、代々続くお土産屋さんが軒を並べており、昔懐かしい雰囲気に浸りながらゆっくりとお土産を選ぶことが出来ます。有馬ならではの味といえば、室町時代以来の伝統製法で、じっくりと時間をかけて炊きあげた佃煮ですが、もともとは、温泉の湯治客のために、周辺の野山で取れる松茸や山椒、山蕗などを炊いてもてなしたのがはじまりといわれています。江戸時代になってからは、北前船で運ばれた松前産の昆布と組み合わせた松茸昆布が生れました。「川上商店」「大黒屋」さんで、その伝統の味を試してみてください。もうひとつの有名な味が、有馬温泉の炭酸水を使った有馬炭酸せんべいです。有馬温泉発祥の地「金の湯」にほど近いところで、江戸末期の創業者、三津森繁松以来の製法を守り続ける「三津森本舗」では、実際にせんべいが焼き上がるまでの工程を見ることが出来ます。炭酸せんべいを手焼きで作っているのは、有馬温泉で唯一ここだけです。ほのかに甘く、さくさくした歯ざわりが心地よい薄焼きせんべいは、万人に好まれるお土産でしょう。また、三方を山に囲まれた有馬では、良質な竹を使った見事な工芸品が作られてきました。あざやかな手さばきで竹を割り、箸や籠、茶道具などの繊細な作品に編み上げていく名人技。450年の伝統を持ち、明治のはじめ、ウィーン万博で優秀賞に輝いたこともあるのですが、今、その伝統を受け継いでいるのは、湯元坂の竹工房「轡(くつわ)」一軒のみとなっています。ここでしか手に入らない竹細工として「灰吹屋西田商店」で手作りされている有馬人形筆も忘れてはいけません。その昔、孝徳天皇が有馬温泉に入湯してやっと子宝に恵まれたという古事記の逸話にちなんで、室町時代の人形師によって考案されたもので、筆を立てると、子宝を表わす豆人形が飛び出し、ねかせると隠れるというかわいらしい仕掛けが特徴です。篠竹の軸に一本一本手巻きされた色とりどりの絹糸模様がとても美しく、女性の観光客に大変人気があります。男人形と女人形がセットになった夫婦筆は、子宝が授かる縁起物としても喜ばれています。

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